講師コラム

ランサムウェアとは? 対策と感染時の対処方法

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今年に入って急激にランサムウェア(Ransomware)が猛威を振るっています。ランサムウェアはこれまでの“コンピュータの情報をこっそり盗み出そうとするコンピュータウィルス”とは違い、コンピュータの情報を暗号化等することでユーザーが利用できなくし、ユーザーを脅迫して金銭を要求するとするウィルスです。「身代金要求型不正プログラム」とも呼ばれます。

ニュースなどではコンピュータばかりが紹介されますが、スマートフォンも狙われていることはあまり認知されていません。

今回はこのランサムウェアの対策について紹介をしていきたいと思います。

■そもそも感染したらどうなるの?

一般的に下記の現象が起こっています。

① 保存されている写真・動画・文書などのファイルが暗号化されて開けなくなる
② 画面がロックされて、操作が出来なくなる
③ 暗号化やロックの解除する為の「身代金」を要求する

感染してしまったら最後、要するに何もできなくなってしまう状態に追い込まれてしまいます。
では感染しないために、どのようなことに注意しなければいけないのでしょうか。

■感染しないための対策

① ウィルス対策ソフトを導入し、常に最新状態に更新する
② OSやソフトのアップデートを実施して、常に最新状態で利用する
③ 不審なものは開かない
④ 大切なデータはしっかりとバックアップ

ここまでご覧になって、当たり前と思われたのではないでしょうか。そうです。当たり前のことが非常に重要です。日本年金機構が起こしてしまった情報漏洩事件を思い出してみてください。この事案では「標的型メール攻撃」によるウィルス感染ですが、情報セキュリティに対する認識の甘さが根っこであり、一人ひとりの意識が最も重要であることが顕著に出てしまった事案となりました。

お勤め先やご自宅、ご自身のスマートフォンなど、様々な情報端末に常に触れる生活を送られていることかと思います。いつも日常的に見聞きする注意喚起には、皆さんの情報セキュリティに対する意識を維持向上する為に行われています。「またか」「わかっているよ」等と思われず、ご自身を守るためと考えて真摯に受け止めていただけたらと思います。

とはいえ、日々新しいウィルスが出てくる現在、対策をしていても100%防げるわけではないのがコンピュータウィルスの厄介なところです。
万が一感染してしまった場合にはどうしたらよいのでしょうか。

■感染してしまった場合に対処

① 即ネットワークから切断する
② 絶対に「身代金」は支払わない
③ 端末を初期化して、初期設定状態から再構築する

大切なのは、すぐにネットワークから切り離すことです。パソコンであればLANケーブルを抜く、無線LANのスイッチを切る等行動を行ってください。なぜそのようなことをするのか。感染端末がほかの端末に伝染させる可能性があることと、情報が裏で外部に送信されている可能性もあるからです。二次被害を発生させないためにも、まずはネットワークから切り離しましょう。

また、先にも記載しましたが、感染したら最後、初期化しか手段はありません。大切な情報だから「身代金」を払っても返してほしい・・・その気持ちはよくわかります。ですが、払っても元に戻してもらえない事がほとんどです。また、払ってしまったことによって犯罪者に活動資金を与えてしまうことになり、最悪の場合には別のネット犯罪に巻き込まれる可能性もあります。絶対に「身代金」は払ってはいけません。

 

長くなってしまいましたが、参考になったでしょうか。
大切なことは、いつ感染するかもしれないという危機意識と日常の対策をしっかりと行っておくことです。便利なICTを上手に活用するための知識として活用していただけると幸いです。

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